サッカー
(オスグッド病・シーバー病)
■オスグッド病
成長期の子供は骨の成長がとても早いのが特徴です。本来は骨の成長に合わせて筋肉が発達していくのですが、
日ごろからスポーツで筋肉を酷使していると、骨の成長に筋肉の成長が間に合わず、骨から筋肉が剥離してしまう場合があります。 サッカーにおいては、ボールを蹴る動きやフィールドを走り回る動きによって大腿四頭筋という太ももの筋肉への負担が多くなります。この大腿四頭筋は、膝の屈伸運動をする際にも使われているため大腿四頭筋への負担は膝への負担にもつながります。
膝への負担が続くことで、筋肉との剥離が発生し膝蓋骨(膝の皿)がむき出しの状態になり炎症を起こします。症状としては、膝蓋骨の下が盛り上がり痛みを生じます。
■シーバー病
また、サッカーをやっている子供の中には「かかとが痛い」と症状を訴える場合があります。かかとにはアキレス腱や土踏まずの筋膜がくっついており、走る動作などでアキレス腱や土踏まずに負担がかかることで、かかとに炎症が起こります。特に子供の土踏まずは成長途中なので、とても柔らかくダメージを受けやすい状態です。